|
幸せになりたいと願いながら、自分を幸せだと感じていない人がいます。
人は、幸せよりも不幸を意識することが多いからだといわれています。
楽しげな写真と、悲しい写真を用意して、見た人の脳波を調べた結果、悲しい
写真のほうに強く反応が現れるそうです。同じように、褒められたときより怒られた
ときのほう方が強く、お金を得たときよりも損したときの悔しさのほうが感情が強く
反応します。
嬉しいことは早く忘れてしまっても、悲しいことはいつまでもこころの中に残る場合
も多いですよね。多くの人は幸せよりも不幸に敏感なのです。
幸せを感じるための習慣 
いつも笑ってばかりいる人の顔には笑いじわができます。いつも不機嫌そうにして
いる人は眉間にしわがよっていますね。
繰り返し起こる習慣が顔に刻まれるように、繰り返し起こる感情は脳に刻まれます。
自分が喜んだことも怒ったことも脳に刻まれて習慣になるのです。
自分で意識して習慣を変えていく努力が必要になります。
同じ刺激を多く認識すれば、それを良い気分へ反応させることができるということ
が、実験で明らかになっています。
最初はなんとも思っていなかった曲を何度も聴いているうちに、好きになることがありますよね。
嫌いだった食べ物を何度か食べているうちに、味に慣れれば好きになることもあります。
見ず知らずの人の顔も何度も見れば親しみも感じてきます。
最初イヤだと思うことでも、自分の気持ちで良い方向へ向けることができるのです。これを習慣づけると、自然と良いことをを感じやすくなります。
意識に注意を向けて、幸せを探す努力を習慣づけすることが大事なのです。
幸せのための訓練 
シュテファン・クライン著書の『幸せの公式』では、意識で幸せを手に入れる数々の提案をしています。とても参考になりますよ。
・幸せ日記を書く
イタリアの精神科医ファーヴァは、「幸せでいるということだけではなく、幸せだということに気づかなくてならない」と言います。
彼は、うつ病の治療のため、患者さんに幸せ日記を書かせました。出きるだけ良いことに注意が向くようにと、嬉しいと感じたときに書くように指導したのです。すると患者さんたちは、びっしりと日記を書いてきたそうです。
落ち込んでいる状況の中でも、意識をして注意を向ければ、幸せだと感じることがたくさん見つかるのです。
・日常の小さなことに目を向ける
ノーベル文学賞を受賞したインドの詩人であり、宗教哲学者のタゴールは、
「何年もの間、多くの費用をかけて、たくさんの国を旅した。高い山も見たし、広い海も見た。けれども家の前の草がたたえている、きらきら光る露のしずくは見なかった。」と言っています。
多くの人はそうなのではないでしょうか。必要のないものに意識を向ける人は少ないと思います。
でも変わったものばかりを求めるのではなく、身のまわりのちょっとしたことに目を向けると、新しい発見があるかもしれません。
日常の中に幸せや楽しさがあります。
誰でも幸せになれる 
まわりの状況を変えることができなくても、訓練で自分自身の思考を変えることは
できます。
天気が悪いことで文句を言っても状況は何も変わりませんよね。本当の問題は不満を探して、幸せを見逃してしまう自分のこころです。
まずは自分の意識に注意を向けることです。
今何を考えている?と自分に問いかけてみましょう。そして不満に思うことを意識
して変える努力をすること。ほんの小さなことでもいいので幸せを見つけること。それを何度も何度も繰り返すことで、習慣になります。
たまに落ち込んでもいいし、不満でイライラすることがあってもいい。
でも、そのことに自分が気づけば、自分で意識して変えていくことができるのです。
毎日、少しずつ幸せ探しをしてみましょうね。
|