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食物繊維は、人の消化酵素で消化することのできない成分のことです。
以前は食物のカス扱いだったといいます。このカス扱いされていたものが、からだ
にとってとても重要な働きをしてくれるのです。
食物繊維が見直されるようになったのは、欧米で増えていた大腸がんの患者が、
アフリカではほとんどいなかったからだそうです。調べてみると、アフリカの人たち
は食物繊維の摂取量が多いということがわかったのです。
食物繊維の役目 
食物繊維は、腸内のダイオキシンなどの有害物質を吸着して排出します。
ダイオキシンは、発がん性のある物質です。食物繊維自体に、がん予防の作用があるのかどうかはわかっていないようですが、がんの原因となる有害物質を
取り去る働きをしてくれます。
動物性脂質や油分の多い食品を取ると、大腸の中にはコルステロールが増えま
す。コルステロールは血管に付着して、動脈硬化の原因になります。食物繊維は
このコルステロール値を下げる働きがあります。
また、食物繊維は水分を含んで膨らむので、便の量を増やしてやわらかくします。そのため便秘の予防にもなりますね。
食物繊維そのものに善玉菌を増やす作用はないようです。でも善玉菌の栄養源
になるために、ビフィズス菌が増えて整腸作用をします。腸内に善玉菌が増えると免疫力がついて病気への抵抗力を高めるといいます。
植物繊維にはいろいろな効果がありますね。腸内のお掃除やさんというイメージが強いですが、腸以外でもよい効果があります。
歯ごたえがあるので、そしゃく回数が増えるのです。そして胃の中で膨らむために
満腹感を感じます。腹持ちもよくなる、それが食べ過ぎの防止にもなりますね。
食物繊維の種類 
水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維があります。
・水溶性食物繊維
水分を吸収して膨らむため、便をやわらかくします。
糖分の吸収を抑えるので血糖値の上昇を抑え、コルステロール値も低下します。
熟した果物、かぼちゃ、豆類、大麦、海藻などに豊富に含まれます。
・不溶性食物繊維
便をやわらかくして便秘予防の作用がありますが、水溶性よりも少し劣るようです。
腸内の有害物質を排出します。
果物、野菜全般に含まれています。
一種類だけではなく、いろいろな食品から2種類の食物繊維を取ることがいいよう
です。
食物繊維食品を食べよう 
その他にも、乾物食品(ひじき、しいたけ、切り干し大根、きくらげ、豆類)には食物繊維が豊富に含まれています。乾物以外では、納豆、ごぼうなどもあります。
今までは、ただのカスのように思われるものに、こんなにたくさんの効果があるの
です。できるだけたくさん食べるようにしたいですよね。
ただ大量に取りすぎると、必要な栄養素までも吸着したり、消化を遅らせたりすることもあるようですよ。でも過度の摂取の場合なので、食品から多く取る程度なら
問題はありません。
食物繊維をとりあえず食べておこう、というのではなくて、たくさんの食物繊維食品を、たくさん噛んでゆっくり食べることをこころがけましょうね。
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