噛む◇

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噛むことで元気になる
こころとからだが喜ぶ暮らし 噛むことで元気になる ◇健康◇




食べ物を口の中に入れて噛む。毎食当たり前のようにやっている行為ですよね。
考えなくても無意識でできます。でも、ただ単に噛むのではなくて、たくさん噛む
ことが、からだのためにとても重要なことなのです。


噛むことがダイエットになるというのは、よく言われている効果のひとつです。
食事をすると血糖値が上がります。そうすると、満腹中枢を刺激して脳が満腹感を感じます。
早く食べると血糖値が上昇する前に食べてしまうので、満腹感を感じる前に食べ過ぎてしまいます。そのためにも、よく噛んでゆっくり食べると食べ過ぎ防止になり、ダイエット効果があらわれるのです。


食べ過ぎ防止だけではありません。たくさん噛むと唾液がたくさん出ますよね。
この唾液がからだにとって、とても素晴らしいパワーを発揮してくれるのです。




噛む 素晴らしい唾液パワー


からだに様々な悪影響を与える活性酸素。がんの原因のひとつは、この活性酸素だと考えられています。
唾液に含まれる酵素が、この有害な活性酸素をある程度抑えてくれます。活性酸素を抑えると、発がん性物質も抑えられるのです。


唾液には殺菌、抗菌の作用もあります。細菌の増殖を抑えて、免疫力が高めてく
れます。
歯ごたえのある食べ物をよく噛む。ガムをよく噛む。噛んで唾液をたくさん出すことで、風邪やインフルエンザにもかかりにくくなるといいます。天然の予防薬といえますよね。


口の中には虫歯菌や歯周病菌があります。食べ物を食べると、食べ物のカスが歯に付着しますね。この付着した状態が長いほど菌はどんどん増幅していきます。それが虫歯や歯周病の原因になるのです。
食べ物をよく噛んで唾液の分泌量が増えると、唾液が虫歯菌や歯周病菌を押し流してくれます。このため口の中は清潔に保たれるのです。固形状態のものがなくなるまでどんどん噛むと、自然に食べ物が流れていきます。


でも、唾液パワーは常に同じ状態ではないようですね。若い人よりも高齢な人ほど唾液パワーが弱まります。同じ人でも、ストレスが溜まったり、からだが疲労したりすると弱くなります。からだの状態が唾液パワーを左右するのです。
からだが疲れていると感じたら、意識的にいつもよりもっとたくさん噛んで、ゆっくり食事をするようにしましょうね。


噛むことで、脳細胞を刺激して血液の循環が良くなります。
脳が活性化するために老人性痴呆症の防止にもなるといいます。

これだけたくさんの効用を兼ね備えた薬は、他には存在しないのではないでしょうか。
たくさん噛む、これだけで素晴らしい薬になる唾液を、自分自身で作り出すことができるのです。しかも、ただで副作用もありません。
どんどん噛んで、唾液パワーを発揮させたいですよね。




噛む 噛むための瞑想


よく噛んでゆっくり食べるために取り入れたい「食べる瞑想」という方法があります。食べることに限らず、すべての行動に使える瞑想法です。


自分のすべての動きに集中して、動作に名前をつける。これだけなのです。
食べる場合だと、
(1)箸を持つ。
(2)食べ物をつまむ。
(3)口に入れる。
(4)噛む。
動作と同時に、自分の動作の1つ1つに、こころの中で認識していきます。
噛むときには、噛む回数を数えると集中しやすいです。


人と一緒に食事をするときには、使えない方法ではあります。
それでも口の中に固形の物が完全になくなるまで噛む、ということは習慣にしていきたいですね。






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